スパコン「富岳」市民向け講演会 理研が金沢市で開催

講演会の会場に展示された「富岳」の模型を見る参加者=25日午後、金沢市

 スーパーコンピューター京の後継機「富岳」を市民にも知ってもらおうと、理化学研究所計算科学研究センター(神戸市)は25日、金沢市で講演会を開いた。佐藤三久副センター長は「京の100倍の性能を持つ富岳により、皆さんの生活に役立つ研究成果が出ることを期待してほしい」と強調した。

 講演会ではセンターのスタッフが「精密な天気予報が可能になり、ゲリラ豪雨の予測ができるようになる」などと富岳の特徴を説明。中高生を含む約260人が熱心に聞き入った。

 会場では富岳2台分の模型が展示された。 富岳は理研と富士通が共同開発し、同県かほく市で製造した。


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