工藤監督が被災の日田訪問 球界だより(4)

2017年7月の九州北部豪雨で被災した大分県日田市の小野小を訪れ、児童の質問に答えるソフトバンクの工藤監督(奥)=24日

 ソフトバンクの工藤監督が24日、2017年7月の九州北部豪雨で被災した大分県日田市の大明小中学校と小野小を訪問し、生徒とキャッチボールなどで交流した。「元気になってもらおうと思って来たけど、逆に元気をいただいた」と、小野小での最後のあいさつで涙ぐんだ。

 小野小は小野川の氾濫によって床下が浸水し、通学路の一部が崩落。昨年末までは約5キロ離れた市内の中学校を間借りしていた。監督は「周りを見ると(復興は)まだまだだと感じる。とにかく僕らはいいプレーを見せるのが大事だと胸に刻んでいる」と言葉に思いを込めた。


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