西日本豪雨被災者、3月末提訴へ 岡山・真備、国に賠償請求

 西日本豪雨で河川が氾濫し、甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区の住民が、河川やダムの管理が不十分だったとして、国や市、中国電力などに損害賠償を求め、3月31日に岡山地裁に提訴する方針を固めたことが23日、住民側弁護団への取材で分かった。請求額は億円単位になる見通し。2月29日の原告決起集会で住民らの意向を最終確認する。

 弁護団によると、原告の住民は1月23日の時点で30人以上。真備町地区を流れる小田川と高梁川の合流地点を下流にする工事を国が先送りした結果、堤防が決壊したと主張。


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