関空、無人の棚で土産販売実験 キャッシュレス決済で混雑緩和

無人の陳列棚のパネルを操作するパナソニックの担当者=23日午後、関西空港

 関西空港を運営する関西エアポートとパナソニック、アリペイジャパン(東京)は23日、関空で土産物の菓子を販売する無人の陳列棚の実証実験を24日に始めると発表した。キャッシュレス決済で迅速に買い物をしてもらい混雑緩和につなげる。パナソニックは、この陳列棚の今秋の商品化を目指す。オフィスやマンションでの利用も視野に入れる。

 関空では訪日客の急増で有人店舗の混雑が常態化している。実験は30日まで。関空を訪れる外国人のうち最多の中国人にとって主要決済サービスの一つである「アリペイ」のQRコード決済を対象とする。免税店が並ぶ区域にパナソニック製の陳列棚4台を置く。


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