東証反落、終値235円安 新型肺炎懸念で利益確定の売り

東京証券取引所=東京都中央区

 23日の東京株式市場は、中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大への警戒感が強まったことを背景に売り注文が膨らみ、日経平均株価(225種)は大幅反落した。終値は前日比235円91銭安の2万3795円44銭で2週間ぶりの安値を付けた。

 東証株価指数(TOPIX)は13・63ポイント安の1730・50。出来高は約10億4900万株。

 新型肺炎の発症者数増加を受け、世界保健機関(WHO)は前日に緊急委員会を開催。中国・武漢市では23日、住民の移動が大幅に遮断されるなど緊迫の度合いが増し、23日の東京市場は鉄鋼や海運など中国関連銘柄の多くが下落した。


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