無人機部隊編成へ法改正、防衛省 北朝鮮の警戒監視を強化

無人偵察機グローバルホーク=2017年、米軍横田基地

 防衛省は23日、航空自衛隊の三沢基地(青森県三沢市)への無人偵察機グローバルホーク配備に向け、約70人体制の部隊を新たに編成する防衛省設置法改正案を自民党国防部会などに提示した。北朝鮮に対する警戒監視強化が主な狙い。改正案は了承された。今国会中の成立を目指す。

 グローバルホークは地上からの遠隔操作で飛行し、民間機よりも高い高度から画像や電子情報を収集する能力がある。2021年度に3機を三沢基地に順次配備する方針だ。

 改正案には(1)宇宙ごみを監視する宇宙作戦隊を空自府中基地に新設(2)陸海空共同のサイバー部隊を約70人増員する―との内容も盛り込まれた。


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