SDGsを漫画でPR 認知度アップへ、18人集結

記者会見に登場した倉田よしみさん(前列左から2人目)、浜田ブリトニーさん(同4人目)、森下裕美さん(中列左から4人目)ら=22日、東京都内

 国連が実現を目指す持続可能な開発目標(SDGs)について人気漫画家が表現を通じてPRするプロジェクト「SDGs×マンガの力」を発表する記者会見が、東京都内で開かれた。プロデューサーで「パギャル!」の作者、浜田ブリトニーさんは「日本での認知率100%を目指す」と意気込みを語った。

 SDGsは、貧困や飢餓、エネルギー問題など17分野で定めた達成すべき目標のこと。「少年アシベ」の森下裕美さんや「キャンディ・キャンディ」のいがらしゆみこさん、「課長 島耕作」の弘兼憲史さんら18人が参加し、「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」などをテーマに作品化する。

 浜田さんは「自分の子どもが大人になった時にどんな世界になるかと考えると、このままではいけないと思った」と企画を始めた理由を説明。「味いちもんめ」の倉田よしみさんは「日本の漫画が世界に広まっているのは、分かりやすいから。広く、分かりやすく伝えたい」と話した。

 作品は今夏に紙の単行本と電子書籍で発表する予定という。


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