全日空、羽田空港で自動運転バス 五輪期間中までに試験運用目指す

実証実験で制限区域を走行する大型バス=22日、羽田空港

 全日空は22日、今夏の東京五輪・パラリンピック期間中までに、羽田空港の制限区域で、乗客や従業員を輸送する自動運転バスの試験運用を目指すと明らかにした。一定の条件下でドライバーに代わってシステムが走行を担う「レベル3」を想定。航空会社は利用者が増加する一方、人手不足に直面しており、自動運転で省力化を図る狙い。

 この日は、羽田空港の制限区域で57人乗りの電気バスを報道関係者に公開した。運転手がハンドルから手を離した状態で第2ターミナル付近の約2キロの区間を走行。実験は31日までの日程で、振動の程度なども調べる。


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