イラン「NPTから脱退検討」 安保理で制裁議論なら

 【テヘラン共同】イランのザリフ外相は20日、イランに対する国連制裁復活に関する議論が国連安全保障理事会に持ち込まれた場合、核拡散防止条約(NPT)からの脱退を検討すると述べた。核合意を巡り、国連制裁復活につながる「紛争解決手続き」を発動した英仏独3カ国を強くけん制した。イランメディアのインタビューに答えた。

 イランは過去にも、関係国との交渉を有利に進めるためNPT脱退をちらつかせたことがある。今回もイラン支援策を引き出すために欧州に圧力をかける狙いがあるとみられる。

 ザリフ氏は英仏独の紛争解決手続き発動について「何の法的根拠もない」と批判した。


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