リビアの前途「楽観せず」 独首相、過去に停戦失敗

19日、ベルリンで開かれたリビア和平国際会議に出席したドイツのメルケル首相(前列中央)ら各国首脳(ゲッティ=共同)

 【ベルリン共同】リビア内戦を巡る19日の和平国際会議では、関係各国が恒久的な停戦に向けた協力強化で合意した。ただリビアでは、これまでも停戦プロセスが失敗してきた。会議を主催したドイツのメルケル首相は、和平の前途を「楽観視していない」と述べ、継続した取り組みの重要性を強調した。

 今回は、リビア和平を巡り過去最大級の国際会議となった。メルケル氏は終了後の記者会見で成果を発表しつつ、「厳しい道のりになるだろう」と表情を引き締めた。


  • LINEで送る