2020年1月20日 12:02 | 無料公開
環境保護団体の世界自然保護基金(WWF)は20日、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が定める資材などの調達基準は不十分で、持続可能性に懸念があるとの声明を出した。国際オリンピック委員会(IOC)に対し、組織委に調達物品の情報開示などを求める要望書を送ったという。
WWFは、木材、紙、水産物、パーム油の基準に「特に重大な欠陥がある」と指摘。木材と紙では外部監査の実施を求めておらず森林破壊のリスクを減らせないなどとし、「原則自体はおおむね適切だが、確認方法が不適切で持続可能性が担保できない」としている。