2020年1月20日 07:20 | 無料公開
リビア内戦の和平国際会議後に記者会見する国連のグテレス事務総長=19日、ベルリン(共同)
【ベルリン共同】内戦で国家分裂状態のリビアを巡る和平国際会議が19日、ベルリンのドイツ首相府で開かれ、出席した12カ国や欧州連合(EU)の首脳らが合意文書を採択、恒久的な停戦に向けた協力強化で一致した。
合意文書には、対リビア武器禁輸措置を徹底し、政治プロセスでの内戦解決を目指し、各国がリビア内政への干渉を控えることも盛り込まれた。
一方、リビア暫定政権のシラージュ首相と、敵対する有力軍事組織「リビア国民軍(LNA)」のハフタル司令官はいずれもベルリン入りしたが会談はしなかった。合意が順守されるかどうかは不透明だ。