兵庫で「赤穂義士祭」 四十七士行列、堂々と

「赤穂義士祭」で大石内蔵助役を務める高橋英樹さん=14日午後、兵庫県赤穂市

 赤穂浪士が藩主浅野内匠頭の敵討ちとして、吉良上野介邸に討ち入った日に当たる14日、兵庫県赤穂市で「赤穂義士祭」が開かれ、俳優高橋英樹さん(75)が大石内蔵助役を務め、四十七士に扮した市民らと共に堂々と市内を練り歩いた。

 出発前に「武士道を生きざまとして残していった男をかっこよく演じたい」と意気込んだ高橋さん。市民らと黒の羽織に刀を差した討ち入り装束に身を包み、吉良邸から引き揚げる場面を再現した。

 行列は陣太鼓の音に合わせ、1歩ずつ足を踏み出して力強く進んだ。約700メートルのコースでは、沿道から歓声が絶えなかった。


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