関電第三者委、15日に記者会見 金品問題、調査の進捗説明

 関西電力役員らの金品受領問題を調べる第三者委員会(委員長・但木敬一元検事総長)は15日、大阪市内で記者会見する。報告書が完成していないことを理由に調査の結果判明した事実については言及しないとしており、調査の進捗や範囲を説明する見通し。報告書の取りまとめは来年1月以降となる見込みだ。

 第三者委は10月に発足した。役員ら20人が福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)から計約3億2千万円相当の金品を受け取っていた問題を巡り、約2万人の関電社員に情報提供を求めたほか社内メールを復元。金品受領の広がりや、「原発マネー」の還流の実態に迫ろうとしている。


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