ハンマー事故で元顧問教諭不起訴 前橋地検、高2男子死亡

 群馬県立藤岡中央高で2017年12月、サッカー部の2年男子生徒の頭に陸上競技用のハンマーが当たり死亡した事故で、前橋地検は11日、業務上過失致死容疑で書類送検されていた元陸上部顧問の女性教諭(51)を不起訴処分(起訴猶予)とした。

 地検は処分理由について「過失の軽重、被害者ご遺族に対する謝罪と和解状況、再発防止策の実施状況などから総合的に判断した」と説明した。

 事故は17年12月20日午後、陸上部の練習に参加していた元部員の3年男子生徒が投げた鉄製ハンマーが、約50メートル先にいたサッカー部員=当時(17)=に当たった。事故当時、女性教諭は不在だった。


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