香港の覆面禁止法、再び無効に 高裁が判断

「五大要求」を掲げてデモ行進する市民ら=8日、香港(共同)

 【香港共同】香港高等法院(高裁)の上訴法廷は10日、同日まで暫定的に有効性を認めていた「覆面禁止法」について、無効とする判断を下した。香港メディアが報じた。

 デモ参加者のマスク着用を禁じる同法は11月18日の高裁判断で香港基本法(憲法に相当)に違反しているとされ、効力を失った。だが、香港政府が禁止法に基づく摘発再開を求めたことを受けて、上訴法廷は有効性を今月10日まで暫定的に認める判断を下していた。

 政府は高裁判断を不服として11月25日に上訴するとともに、上訴の結果が出るまで暫定的に覆面禁止法の有効性を認める仮処分を求めていた。


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