ネットでウラン売買、書類送検へ 規制法違反容疑、警視庁

 インターネットのオークションサイトでウランが売買されていた事件で、警視庁生活環境課は、原子炉等規制法違反などの疑いで、出品者の男性や落札した東京都内の高校2年の男子生徒らを近く書類送検する方針を固めた。9日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、男性はヤフーのオークションサイトで微量の劣化ウランや天然ウランをガラス管に入れて売り、男子生徒らがそれらを購入した疑いが持たれている。

 男性は出品したウランについて「海外のサイトで購入した」と説明した。原子炉等規制法は許可を持つ事業者以外が劣化ウランなどの核燃料物質を譲渡することを禁じている。


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