AGCとセントラル硝子、統合へ 国内の建築用事業

 ガラス大手のAGCとセントラル硝子は9日、国内の建築用ガラス事業の統合で基本合意したと発表した。統合の方法や生産拠点を再編するかどうかなどの詳細を今後検討し、2020年12月末の事業統合を目指す。

 少子高齢化などを背景に国内の新築住宅やビルの着工件数は減少しており、事業統合で効率化を図る。

 国内の板ガラスの生産ではAGCが約40%、セントラル硝子が約20%と2社が大きなシェアを握っており、その多くは建築用とみられる。統合後は生産や販売の効率化を図る。一方、住宅の窓などで主流となっている複層ガラス生産ではサッシメーカーなどが一定程度のシェアを持っている。


  • LINEで送る