昨年の気象災害、日本が最悪国 COP25で公表、深刻化の恐れ

国内観測史上最高の気温「41・1度」を表示する埼玉県熊谷市内の温度計=2018年7月23日

 【マドリード共同】気象災害の被害が昨年、最もひどかった国は日本だったとの報告書をドイツの環境シンクタンク「ジャーマンウオッチ」がまとめた。西日本豪雨や猛暑に襲われたことが要因。豪雨や熱波といった異常気象は地球温暖化により深刻さを増すとみられており「対策強化が不可欠だ」と強調している。

 スペイン・マドリードでの国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)の会場で5日までに公表した。

 気象災害による死者数や損害額など4項目で各国の被害状況を分析すると、2017年は36位だった日本が1位となった。フィリピン、ドイツが続いた。


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