海女の魅力、一層発信を サミットで課題確認、三重

多くの海女が暮らす三重県鳥羽市で開かれた「海女サミット」の会場=22日午後

 多くの海女が暮らす三重県鳥羽市で22日、「海女サミット」が開かれた。10回目となった今年はこれまでの海女振興の取り組みを振り返り、後継者不足や漁獲量の減少といった課題を確認。県水産資源・経営課の堀明子主任は「観光業者や文化の保護に携わる人たちと連携し、海女さんの魅力を一層発信していくことが重要」と指摘した。

 全国9府県と韓国の釜山や済州島から海女ら約180人が参加。

 三重県教育委員会などによると、海女の数は年々減少しており、2018年は全国で約1400人。海女文化の衰退も危ぶまれている。

 サミットは23日まで開かれ、シンポジウムなどが予定されている。


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