岐阜の中3転落死、いじめが要因 第三者委が認定

 岐阜市立中3年の男子生徒(14)が7月、いじめを受けたことを示唆するメモを残しマンションから転落、自殺したとみられる問題で、市の第三者委員会は22日、これまでの調査でいじめと判断した約30件の行為を、転落死の要因と認定したと明らかにした。

 男子生徒がいじめに遭っていると訴えるメモを、同級生が担任に渡したが、担任は管理職と共有せず紛失するなどしており、教員の連携不足がいじめの拡大を招いたことも指摘した。

 第三者委によると、いじめは男子生徒が死亡する約1カ月前から激化。件数も多いことから要因と認定した。


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