公務当面見合わせ表明 性虐待関与疑惑の英王子

ベルギーで式典に出席した英国のアンドルー王子=9月7日(AP=共同)

 【ロンドン共同】エリザベス女王の次男アンドルー王子(59)は20日、性的虐待事件への関与疑惑が浮上したことに伴い、公務を当面見合わせる考えを表明した。「他の王室メンバーの仕事などに混乱をもたらしている」と理由を説明した。潔白を主張しているが、被害を訴える女性への配慮に欠けると批判が噴出していた。

 疑惑は、少女への性的虐待罪で米国で起訴され、勾留中の8月に自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン被告による一連の事件に絡んで浮上。被告と親交があったとされる王子は20日の声明で「軽率な付き合いを非常に後悔し続けている」と表明し、被害者らに同情していると弁明した。


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