米韓、駐留費の負担協議「決裂」 大幅増額で対立

韓国北西部・平沢の米軍基地キャンプ・ハンフリー=8月(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国外務省は19日、2020年以降の在韓米軍駐留費の負担割合に関する協議を米側とソウルで開催したが、米側が大幅増額を要求し、物別れに終わったと発表した。韓国メディアは「決裂」と報道。今後の日程も合意できなかったという。

 米側が負担に関する新たな項目の設置を求め、韓国側はこれまで米韓が合意してきた枠組みの中で「互いに受け入れ可能な範囲で(負担が)なされなければならない」との立場を重ねて示した。

 同省は「公平な負担となるよう(米側との交渉に)最善を尽くしていく」と表明した。ただ金額などを巡る米韓双方の立場は大きく隔たっており、難航必至の情勢だ。


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