大手銀行4グループ減益 低金利、米中摩擦が逆風に

 みずほフィナンシャルグループ(FG)が14日、2019年9月中間連結決算を発表し、大手銀行5グループの業績が出そろった。三井住友トラスト・ホールディングスを除く4社が減益となった。日銀の超低金利政策で貸出金から得る収益が細り、米中貿易摩擦による市場の先行き不透明感も逆風となった。経費削減が反転の鍵となる。

 5社の純利益の合計は前年同期比10・8%減の1兆5125億円と、中間決算では3年ぶりに落ち込んだ。

 みずほFGの純利益は19・9%減の2876億円だった。


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