桜を見る会、参加者半減を検討 政府批判受け

「桜を見る会」を巡る追及チームの会合で省庁側出席者(手前)から聞き取りする野党議員ら=14日午後、国会

 政府は、来年の開催中止を決めた首相主催の「桜を見る会」を巡り、再来年以降は参加者数を半減させる方向で検討に入った。関係者が14日、明らかにした。安倍晋三首相の地元支援者らが多数招待されたとして「公的行事の私物化だ」との批判を踏まえた。野党は、桜を見る会前日に東京都内のホテルで開かれた首相後援会「前夜祭」の夕食会会費が5千円だったのは安すぎると問題視。費用の差額分を首相側が補填していた可能性もあるとして追及する。

 野党の指摘に対し菅義偉官房長官は記者会見で「5千円でできないことはないのではないか。私は想定の範囲だと思う」と反論した。


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