2019年11月12日 17:08 | 無料公開
富士フイルムホールディングスは12日、富士ゼロックスを完全子会社化したことを受け、2020年3月期連結決算の純利益見通しを従来予想より70億円高い1620億円に上方修正した。通期としては過去最高となる見通し。
富士フイルムは今月5日、米ゼロックスが保有する富士ゼロックス株25%分を買い取り、完全子会社化すると発表。8日に手続きを完了した。これまで米ゼロックス側に計上されていた富士ゼロックスの利益の一部も富士フイルムが取り込むことで、利益が膨らむ見通しとなった。
売上高見通しについては、円高などで従来予想より450億円低い2兆4350億円に引き下げた。