2019年11月11日 18:24 | 無料公開
農林水産省は11日、豚コレラを原則として「CSF」と呼ぶことにしたと明らかにした。人がかかり、豚コレラとは別の病気のコレラを連想し、豚肉の風評被害につながるのを避けるのが狙い。与党から変更を求める声が出ていた。家畜伝染病予防法上での名称を変更するかどうかも今後検討する。
江藤拓農相は防疫対策本部の会合で「風評被害対策になるのでCSFに統一する」と述べた。農水省によると、CSFは「classical swine fever(古典的な豚の熱病)」の略称で、国際的には一般的に使う。対外的な資料などでは「CSF(豚コレラ)」といった併記も使うことを検討している。