街角景気、指数10ポイント下落 駆け込み反動減や台風影響

10月12日、台風19号の接近で閑散とした東京・銀座

 内閣府が11日発表した10月の景気ウオッチャー調査は、街角の景気実感を示す現状判断指数(季節調整値)が前月比10・0ポイント下落の36・7となり、3カ月ぶりにマイナスとなった。消費税増税前の駆け込み消費の反動減や台風19号による被害が影響した。

 指数の水準は東日本大震災の影響があった2011年5月の33・5以来、8年5カ月ぶりの低さ。下落幅は前回の消費増税時の14年4月に記録した15・7ポイント以来の大きさだった。内閣府は一時的な要因だとして基調判断は据え置き、「このところ回復に弱い動きがみられる」とした。


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