東日本、被災地で大雨警戒 台風21号、小笠原に接近

台風21号の予想進路(24日12時現在)

 九州南部を東に進む低気圧や上空の寒気の影響で西日本を中心に大気の状態が安定せず、気象庁は24日、大雨に警戒を呼び掛けた。鹿児島・奄美大島では24日未明までの1日で147・0ミリの降水量を観測した。24日夜から25日にかけて東日本の台風19号の被災地でも再び雨が降る見通しで、少ない雨量でも土砂災害や洪水に注意が必要だ。

 24日は非常に強い台風21号が小笠原諸島に最接近した。父島では午前9時20分に最大瞬間風速52・7メートルを記録。母島では午前10時までの半日で72・0ミリの雨が降った。台風は今後次第に進路を北東に変えながら関東から東北の沖に進む見通し。


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