米トルコ、シリア停戦で合意 5日間でクルド勢力退避

17日、トルコの首都アンカラで握手するエルドアン大統領(右)とペンス米副大統領(ゲッティ=共同)

 【イスタンブール、ワシントン共同】ペンス米副大統領は17日、トルコの首都アンカラでエルドアン大統領と会談後に記者会見し、シリア北部の停戦で合意したと明らかにした。トルコが5日間、侵攻作戦を停止する間にクルド人の民兵組織「人民防衛部隊(YPG)」を退避させるとした。

 トルコのチャブシオール外相は、作戦を一時停止すると述べた。

 ペンス氏はトルコ側が軍事行動を停止すれば、新たな対トルコ制裁は科さないと明言。シリア北部での過激派組織「イスラム国」(IS)壊滅に向け、米トルコ両国が関与し続けることで一致したと述べた。


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