即位祝賀パレードを延期検討 台風対応で政府

6日に行われた即位祝賀パレードのリハーサルで、皇居前広場を進む車列=東京都千代田区

 政府は天皇陛下の即位に伴う22日の儀式のうち、即位を披露するパレード「祝賀御列の儀」を延期する方向で検討に入った。台風19号による被害が甚大なため、被災者の心情を考慮したとみられる。政府関係者が17日、明らかにした。即位の中心儀式となる22日の「即位礼正殿の儀」は予定通り行う方針だ。

 祝賀御列の儀は国事行為として22日午後に行われ、荒天の場合は26日に順延の予定だった。宮内庁幹部によると、延期の場合は26日ではなく、新たな日程が調整される見込み。政権幹部は「淡々と検討中」と述べた。政府関係者は「台風の被害が大きく、避難生活を続けている人もいる」と語った。


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