沖縄知事、米で辺野古阻止訴え 首都ワシントン、議会に働き掛け

米連邦議会議員らとの会談を終え、記者団の取材に応じる沖縄県の玉城デニー知事=16日、ワシントン(共同)

 【ワシントン共同】沖縄の米軍基地の負担軽減を訴えるために訪米中の玉城デニー沖縄県知事は16日、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設の阻止に向け、首都ワシントンで連邦議会議員らへの働き掛けを始めた。

 玉城氏によると、この日は上下両院の計3議員らと会談。玉城氏は2月の県民投票で辺野古沿岸部の埋め立て反対が7割超を占めたことや、埋め立て予定海域で見つかった軟弱地盤の問題などを伝え、移設計画の再考に向け、米議会に協力を求めた。

 玉城氏は会談後、「真剣に聞いていただいた。沖縄県の現状と課題について理解を深めてもらう有意義な意見交換になった」と述べた。


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