台風、広域停電2万4千戸に減少 一部地域は見通し立たず

 東京電力など大手電力各社は15日、台風19号による広域停電の復旧作業を進めた。各社の発表によると、停電は15日午後6時時点で計約2万4千戸となり、ピークの約52万戸から大幅に縮小した。ただ、台風15号に遭った千葉県や、河川が氾濫した長野県などの一部では復旧見通しが立たない地域もある。

 東電の停電は約1万3千戸で、都県別では千葉県が最多の約9900戸となった。東電は15日、栃木、群馬、茨城、埼玉、東京、山梨、静岡の7都県は一部地域を除いておおむね14日までに復旧したと明らかにした。土砂崩れなどで作業が困難な地域を除き、20日までの復旧を目指す。


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