長野ヘリ墜落、死亡機長書類送検 航空法違反容疑

 長野県松本市で2017年3月、県消防防災ヘリコプターが墜落し、消防隊員ら9人が死亡した事故で、県警は19日、ヘリの運航に必要な航空身体検査証明書の申請に当たり、既往症はないと虚偽の申告をしたとして、航空法違反の疑いで、死亡した岩田正滋機長=松本市、当時(56)=を書類送検した。

 書類送検容疑は16年9月30日に航空身体検査証明書を申請した際、手術歴がある膝付近の動脈の病気を投薬治療中で、甲状腺の持病もあったにもかかわらず、医師に申告せずに証明書の交付を受け、航空業務に従事した疑い。


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