五輪セーリング、漁船警備を検討 江の島、日当で休漁補償か

 2020年東京五輪のセーリング会場となる神奈川県藤沢市の江の島で、地元漁協の船が海上警備の一部を担う計画が検討されていることが26日、漁協関係者らへの取材で分かった。レース会場の海域は名産シラスの漁場だが、五輪期間中は封鎖され、休漁を余儀なくされる見通し。警備の日当を支払うことで、漁業者への補償とする可能性がある。

 漁協関係者によると、五輪と同じ海域で今月17〜22日に行われたテスト大会では、周辺を航行する船がレース区域に入らないよう、地元の漁船などが「警戒船」として誘導。参加した約100隻に、大会組織委員会から日当が支払われるという。


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