東証、午前終値は2万0642円 続伸、景気減速の不安和らぐ

東京証券取引所=東京・日本橋兜町

 20日午前の東京株式市場は、前日の欧米市場の株価上昇を好感して買い注文が優勢となり、日経平均株価(225種)は3営業日続伸した。世界の景気減速懸念がひとまず後退し、投資家の過度な不安心理が和らいだ。

 午前終値は前日終値比79円56銭高の2万0642円72銭。東証株価指数(TOPIX)は7・62ポイント高の1501・95。

 中国の景気下支え策やドイツの財政出動策などへの期待が買い材料となった。一方、通信技術の覇権を巡る米中対立への懸念は根強い。上海株などのアジア市場は総じて落ち着いた値動きで、積極的な取引は手控えられた。


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