文科省、収賄事件を白書で謝罪 「国民の信頼を損ない猛省」

文部科学省の看板

 文部科学省は16日、2018年度の文部科学白書を公表した。巻頭で、医学部不正入試問題を巡って元局長らが起訴された汚職事件について触れ、「国民の信頼を著しく損なう事態に至ったことを猛省する」と謝罪。特集では、大阪府北部地震で学校のブロック塀が倒壊し、児童が死亡した事故などを取り上げ、相次いだ災害や異常気象への対策をまとめた。

 東京地検特捜部は昨年7月、文科省の私大支援事業を巡って東京医科大に便宜を図る見返りに息子を合格させてもらったとする受託収賄罪で、元科学技術・学術政策局長を起訴した。同8月にはこの事件に関連し、収賄罪で前国際統括官も起訴している。


  • LINEで送る