欧州、米のイラン制裁「懸念」 英仏など6カ国、共同声明で批判

 【ニューヨーク共同】英国やフランス、ドイツなど欧州6カ国は26日、共同声明を出し、イラン核合意を離脱した米国が5月、イラン産原油禁輸で日本など8カ国・地域への適用除外措置を打ち切り、全面禁輸に踏み切った制裁措置に「懸念」を表明し「こうした行為は核合意で示された目標に反する」と指摘した。

 イラン核問題を巡る安全保障理事会の公開会合後、6カ国の国連大使が記者会見して語った。安保理会合では、国連のディカーロ事務次長(政治局長)も米国の措置を「核合意履行を妨げる」と批判しており、米国の孤立が際立っている。


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