景況感は2四半期連続で悪化か 6月企業短観の民間予想

 共同通信社が26日まとめた民間シンクタンク12社のアンケートによると、日銀が7月1日に発表する6月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の景況感が2四半期連続で悪化しそうだ。

 大企業製造業の業況判断指数(DI)は予想平均が9で、3月の前回短観から3ポイント低下する見通し。米中貿易摩擦の激化が影を落としたとみられている。

 農林中金総合研究所は「輸出減を通じて国内景気に影響が及んでおり、生産活動は頭打ち気味」との見方を示した。

 大企業非製造業DIの予想平均は20と、前回から1ポイントの低下にとどまった。


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