磯崎新さん、大分県特別功労者に 「身近な都市景観を創造」

大分県の広瀬勝貞知事(手前)から県特別功労者の表彰を受ける磯崎新さん=24日午後、大分市

 大分県は24日、建築界のノーベル賞といわれ、優れた建築家に贈られる米プリツカー賞を受賞した大分市出身の磯崎新さん(87)に、県特別功労者の表彰をした。県特別功労者は9人目となり、これまでに村山富市元首相らが受けている。

 磯崎さんは先鋭的なデザインで知られ、代表作として大分市にある旧大分県立大分図書館(現アートプラザ)などがある。大分県の広瀬勝貞知事は表彰式で「身近な都市景観を創造し、県民に親しまれている」と評価。磯崎さんは、学生時代に大分臨海工業地帯(大分市)の設計に携わったことを明かして「大分は地縁が深く、その地縁によって育てられた」と感謝を述べた。


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