1年ぶりに党首討論 野党、政府の姿勢批判

1年ぶりに行われた党首討論で立憲民主党の枝野代表(左)の質問に答弁する安倍首相=19日午後、国会

 安倍晋三首相と立憲民主党の枝野幸男代表ら野党4党首は19日、今国会初で1年ぶりとなる党首討論を行った。野党各党首は、老後に夫婦で2千万円の蓄えが必要と試算した金融庁金融審議会の報告書を取り上げ、首相を追及。首相は「大きな誤解が生じた。違和感を感じた人もいる」と釈明した。枝野氏は「安心ばかりを強調して実態と向き合わない姿勢がある」と政権を批判した。

 首相は、報告書が高齢者の生活実態に関して平均値から生活費の不足を試算していることに関し「平均値で見るのが良いのか。大切なのは、年金生活者の生活実態は多様で、実態に対応するものになっているかどうかだ」と強調した。


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