米「イラン指導部が攻撃指示」 軍増派、「抑止」強調

 【ワシントン共同】米国防総省は24日、今月に入って相次いだオマーン湾でのタンカー攻撃や、イラクの米大使館近くでのロケット弾攻撃について、イラン指導部の指示に基づいて行われたと断定したことを明らかにした。中東地域への米軍増派決定は、これ以上のイランの攻撃を抑止するためだと正当化することで、米国が軍事的緊張を高めているとの国内外での批判をかわす構えだ。

 記者会見した国防総省高官は、今月12日の石油タンカー攻撃はイラン指導部に直結する革命防衛隊が、19日のイラクの首都バグダッドでのロケット弾攻撃は親イラン勢力が実行したと明言。明確な根拠は明らかにしなかった。


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