エッちゃん効果で紅白も? 漫画とのコラボ企画で純烈

記念イベントに出席した歌謡コーラスグループ「純烈」のメンバー。(左から)酒井一圭、後上翔太、白川裕二郎、小田井涼平=23日、東京都内

 人気歌謡コーラスグループ「純烈」が、故石ノ森章太郎さん原作の漫画「さるとびエッちゃん」とのコラボ商品を発売することになり、東京都内で開かれた記念イベントに登場。リーダーの酒井一圭は「エッちゃんに支えられて今年も紅白歌合戦に行きたい」と意気込みを語った。

 石森プロ所属のクリエーターが描き下ろした、さるとびエッちゃんと純烈メンバー4人のイラストを使ったタオルやTシャツを手に、4人は「うれしい」「かわいい」と口をそろえた。

 漫画は1964年に発表された人気作品で、読者が純烈のファン層と重なるため純烈とのコラボが実現した。

 愛嬌のあるエッちゃんが持ち前の不思議な力で物事を解決していく物語。酒井は「笑う門には福来る。純烈も常につらいときこそ笑ってきた」と、スーパー銭湯などで公演を重ね、昨年、紅白に初出場した自分たちに重ね合わせた。

 酒井が新曲の売り上げが好調だと話すと、小田井涼平は「僕らの知らないところでエッちゃんが笑ってくれている。エッちゃん効果だ」と強調。

 子どもの頃、テレビでさるとびエッちゃんのアニメを「死ぬほど見た」と言う小田井は、集まったファンや取材陣を前にエンディングテーマ曲を歌い出す始末だった。

 1月にメンバーが1人脱退した。酒井は「つらい時期だったが、応援してくれた人の人情がありがたかった」と振り返り、電車で隣に立っていた人に「頑張ってください」と励まされたと話した。


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