歩道の変圧器に電子看板、国交省 防災・観光情報を発信

東京・渋谷区の区道にある変圧器に取り付けられた電子看板=23日午後

 国土交通省は、国道沿いの歩道に置かれた変圧器にデジタルサイネージ(電子看板)を取り付け、地域住民や旅行者に防災・観光情報などを提供する実験に乗り出した。効果を確かめた上、来年にも国道の広告物に関する規制を緩和し、全国に広げる方針だ。

 従来、電柱の上に設置されていた変圧器は、電線を地下に埋める「無電柱化」の進展に伴い、道路脇に数十メートル間隔で配置されたボックスに収められるようになった。

 さいたま、岐阜両市の繁華街で行っている実験では、この路上変圧器に液晶ディスプレーを取り付けるなどして、観光イベントや災害時の避難場所などを伝えている。


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