2019年5月23日 09:02 | 無料公開
記者会見で質問に答えるサンフランシスコ警察の最高幹部=21日(AP=共同)
【ロサンゼルス共同】米サンフランシスコの警察が22日までに、外部流失した内部文書の出元を特定するために強行したフリージャーナリスト宅への強制捜査に対し、人権団体などから「報道の自由」の侵害行為だと非難が集中し、釈明に追われている。
警察トップは21日の記者会見で、メディアを尊重していると強調する一方、「(リークなど違法行為を行った)警察職員が第一の捜査対象だ」と捜査の正当性を訴えた。
しかし当初、強制捜査を容認していた市長も批判的な立場に転換するなど反発が拡大。リベラルな世論で知られるサンフランシスコで起きた「メディア弾圧」(地元紙)の騒ぎは続きそうだ。