メイ英政権幹部が辞任 EU残留派取り込み方針に反発

 【ロンドン共同】メイ英政権で議会の議事運営を担う閣僚級のレッドソム下院院内総務が22日、欧州連合(EU)離脱を巡るメイ首相の方針に反発して辞任した。BBC放送などによると、複数の閣僚や側近の議員からメイ氏の早期辞任を求める声が出始めている。メイ氏の求心力の急激な悪化が浮き彫りとなり、離脱の先行きは一段と混沌としてきた。

 メイ氏は21日、野党陣営に多いEU残留派の取り込みを狙い、条件付きながら2度目の国民投票実施の可能性に言及、早期の離脱を望む与党内の強硬派から批判の声が相次いでいた。


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