横須賀の海岸にザトウクジラ死骸 21日の鎌倉に続き

海岸に打ち上げられたザトウクジラの死骸=22日正午ごろ、神奈川県横須賀市

 神奈川県横須賀市の北下浦海岸で22日、ザトウクジラの死骸が打ち上げられているのを通行人の男性が見つけた。体長は約6メートルで、腐敗が進んでいる。21日には約16キロ離れた同県鎌倉市の材木座海岸にクジラの死骸が漂着している。

 クジラの生態などを研究する日本鯨類研究所(東京都)によると、クジラの漂着は、国内で少なくとも月に数件確認されており、珍しいものではないという。担当者は「21日未明から沖合で風雨が強まった影響で、偶然近くに相次いで漂着したのではないか」と推測している。

 横須賀市と鎌倉市はそれぞれ、クジラが見つかった海岸に穴を掘って埋めた。


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