海自、仏豪米と初の共同訓練 インド洋で、中国けん制狙い

イランとの緊張が高まる中、アラビア海を航行する米原子力空母エーブラハム・リンカーン(手前)と強襲揚陸艦キアサージ=17日(米海軍提供・ロイター=共同)

 海上自衛隊は19日から22日の日程で、フランス、オーストラリア、米国との共同訓練をインド洋で実施している。日仏豪米4カ国での共同訓練は初めてで、海洋進出を強める中国をけん制する狙いがある。

 山村浩海上幕僚長は21日の定例記者会見で「自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて協力するパートナーであり、海洋秩序の維持、強化に貢献できる」と意義を強調した。

 海自からは事実上の空母化が決まっている護衛艦いずも、フランス海軍の原子力空母シャルル・ドゴール、オーストラリア海軍の潜水艦、米海軍のミサイル駆逐艦など計10隻が参加している。


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