米スミソニアン、アジア系常設へ 展示施設建設に向け動き

資金集めのイベントで話す俳優ハリー・シャム・ジュニアさん=18日、米ロサンゼルス(共同)

 【ロサンゼルス共同】米首都ワシントンの国立博物館などを運営するスミソニアン協会が、日系人を含むアジア・太平洋系の米国人の歴史や文化をテーマとする常設展示施設の建設に向けて動きだした。ロサンゼルスでは20日までに資金集めのイベントが開かれ、アジア系の政界関係者や人気女優、ミュージシャンらが集まった。

 プロジェクトの責任者を務める日系4世のリサ・ササキさんは取材に「アジア・太平洋系の歴史は複雑で言語も約100に上る。マイノリティー(少数派)として発言力が弱かったが、機が熟した」と強調する。常設施設の内容や建設時期は未定という。


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