次世代新幹線へ試験走行、青森 札幌への延伸見据え

10号車を先頭にJR新青森駅に入線する「ALFA―X」=19日未明

 JR東日本は19日未明、次世代新幹線開発に向けた新型試験車両「ALFA―X(アルファエックス)」の試験走行を、新青森駅で報道陣に公開した。次世代新幹線は北海道新幹線が札幌まで延伸する予定の2031年春までに導入される見通しで、最高時速360キロでの営業運転を目指す。

 午前1時50分ごろ、盛岡方面から入線。今回は、これまでのアルファエックスの試験走行で最速となる330キロを出したという。10両編成で、最大の特徴となる両端の「鼻」は、1号車が約16メートル、10号車が約22メートルと異なっている。形状や長さを変えることで、騒音や空気抵抗への影響が比較できる。


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